働く野良母と中学受験

四谷大塚に通い2017年と2019年に中学受験を終了した娘と息子と母の記録。その後。

塾に通う?

娘の受験がきっかけで教育に目覚めた夫。

11月の塾の面談の際に、娘が宿題や過去問を提出してないことが発覚し(提出してないというか、やってなかった)、「俺が管理する!」と娘のマネージャーになることを宣言したのだった。

その宣言通り、娘を毎朝6時にたたき起こし、受験予定の学校の過去問を1教科ずつやらせていた夫。その採点結果を、合格最低点とともに学校別・年度別にExcelで管理するという徹底ぶり。過去問解き直しノートも整備し、塾の先生への提出の有無も厳しくチェックしていた。

その甲斐あって、娘の成績は1月になって一気に上がり、第一志望のJ校も夢ではない、というところまで到達した。

この父親の管理なくして娘の受験はあり得なかったと言っても過言ではない。

先日合格者ガイダンスでT校を訪れた際、複数の塾が校門前でパンフレットを配布していたのだが、夫があるパンフレットに目を留めた。東大合格者の大半を占めるという、あの鉄緑会だ。

最初は興味半分で、説明会に行ってくるわ~と軽いのノリで出掛けていった夫だったが、その説明会で東大卒の先生たちのトークに感化されたようで、なんと入塾を申し込んできてしまった。

当の娘はノー天気で「東大に行く~」と鉄緑会に入ることに同意しているが、これから待ち受ける厳しい勉強と競争とプレッシャーのことなど全く予想していないだろう。四谷大塚でヒーヒー言っていたのに、そんな大それた塾に行って大丈夫なのだろうか?スタートダッシュで息切れしてドロップアウトしてしまうのでは…。

まあ、もう入塾申込を済ませたということなので、とりあえず走り出してみよう。

最高峰の人達の指導がどんなものかを私も見てみたいし。

安堵の日々と複雑な親心

受験が終わった我が家のその後。


・膨大なプリントを廃棄(息子に活用出来そうなものは保存)
・予習シリーズを段ボールに移動(まだ捨てられない)
・預かっていたマンガを娘に返却
・息子のミニバス遠征引率を再開


・週末に友達を誘って神社めぐり(渋い…)
・半年間我慢していたマンガ新刊を買い漁り
・ピアノを再開
・録りためた大河ドラマを一気に鑑賞


半年間我慢していたことを一気にやり遂げた娘。なんと濃密な2週間…。

親は早起きと塾弁作りがなくなり、少し気が抜けている。受験期間に何日もお休みいただいたので、溜まった仕事を片付けるべく残業を再開。そうそう、そろそろ下剋上受験も見てみようかな。(受験前は内容がリアル過ぎてとても見られなかった)

塾からは「合格体験記」の原稿用紙を渡されているが、なんと5ページもある。3月には祝賀会というのもあるらしい。

しかしなあ。
辛うじて第二志望に合格できたものの、学校別コースに通っていながらその学校は不合格。(今年はコース生の6割が合格したそう)
所属校舎では娘以外のJ校志望者は全員合格したそうだ。

なんというか、筆も重いし気も重い。当の本人はとっくに吹っ切れているのに、親はまだ引きずってる…。

今週末は進学先のガイダンスがあり、そのタイミングで制服も購入予定。(届くのは3月) 靴も鞄もその日に購入するので、これで一気に進学する実感がわきそうだ。

うん、親もテンション上げていこう⤴

神のお告げ?

長く苦しい闘いが終了。
第一志望のJ校は残念💧な結果となったが、無理だと思っていたT校に奇跡的に合格できたたため、そちらの学校にお世話になることに。

1日午後のH校が不合格だったので、作戦では2日午前は偏差値的に適正校であるK校を受けるはずだった。が、娘いわく「神のお告げ」があって、当日の朝出掛ける直前にチャレンジ校であるT校の受験を決心したのだった。

娘がやりたい部活が近場ではT校しかなく、娘がT校を切望していたのは分かっていたのだが、塾の先生からは「厳しい」と言われていて、どこか1つ合格することがT校受験の条件だった。

ただ自宅で過去問を4年分を解かせたうち3年分は合格ラインを上回っていたため、親としても「もしかしたらイケるかも!?」という思いがあった。

…じゃあ、いっちゃう?

「出来る気がする」という娘の閃きを信じ、娘の背中を後押しする形となった。

結果として娘の勘が当たり見事合格を勝ち取ることができた。今にして思えば偏差値だけで判断しなくて本当に良かったと思う。(実際、偏差値的に安全校と思われたH校は玉砕…)
そして過去問を解くことは試験の相性を計るためにとても重要だと痛感。

塾の先生からは「J校に行かせてやりたかったです」と言われたけど(クラスのJ校合格率は6割だったらしい)、娘はもう気持ちを切り替え新しい道に向かって進みはじめている。部活もすでに決めているようだ。

T校は勉強も校則も厳しいらしいので、時間にルーズでサボるの大好きな娘にとっては厳しい学校生活になるだろう。でも3年間の塾通いですでにハードな生活を送ってきたので、きっと乗り越えられると思う。

母もお弁当作りを頑張るよ⤴

インフルエンザ!?

入試本番まであと4日。
志望動機を書くのにかなり頭を悩ませ徹夜したこともあったけど、なんとか出願も終わり、あとは体調管理に気を付けるだけ、のはずだった…。

しかし。
このタイミングで弟がインフルエンザに( ´△`)

学校でインフルエンザが流行しているため(息子の隣のクラスは学級閉鎖、息子のクラスも4人ほどインフルエンザに罹患)、子供にうがい手洗いを徹底させつつ、今週から先生の勧めにより娘は学校を休ませていたのだが…。

ああ、息子も休ませればよかったぁ⤵

親族会議の末、息子には申し訳ないが、私の実家に送り込むことにした。(ジジババ、ごめん!!)

私はインフルエンザに強いのだが、娘と夫は毎年インフルエンザの常連なので、正直かなり危険な状況。
でも今年はみんなの気合いが違うので、気力で発症を阻止してもらうしかないわ。

出願

12月1月はあっという間に過ぎ、あと10日で入試本番となった。

四谷大塚で教えてもらった「入試はこう行われた」が役に立ち、1日校と2日校の出願は夫と手分けして早い時間から並び希望通りに早い番号が取れた。(どちらも面接があるので、早い番号を取らないと午後受験が間に合わない)

1月校の出願のときは予備知識がなく二校とも遅い時期に出願したのだが、これが失敗だった。受験番号が後ろのほうだったために、試験会場が体育館になってしまったり、試験後の合流に1時間以上待たされたりと、親子で散々な目に⤵

幸いどちらも合格出来たが、体育館が寒くて試験に影響が出るようだったら親の責任だろう。娘に聞くと体育館は暖かかったらしいが、席が長テーブルだったので、隣の子が消ゴムを使う度にテーブルが揺れるのが嫌だったそう。
悪環境になってしまって申し訳ない💦

家族会議を散々して、2月校は1日の結果によって2日目と3日目の受験校を変えることになった。1日の午後校が合格していれば、2日はチャレンジ校を受験✨ もし不合格だったら、2日は適正校を受験。1日の午前校の試験結果を見に行きつつ、ダメだった場合は3日の学校の出願手続きに向かう。マトリクックスが複雑で自分ても把握しきれていないので、これからタイムスケジュールの書き出しが必要だ。

上司と同僚には3ヶ月以上前からネゴしてあり、恐らく問題なく1日から3日まで休暇を取れる予定。今回の受験は複数体制で動く必要があるため、夫も同様に休暇を取ることになっている。

さあ準備は整った。あとは神に祈って娘の奇跡を信じるのみ❗❗

11月時点の受験予定校

11月ともなると、塾の面談の話題は、受験校をどうするか、である。

合不合判定テストは第3回までは右肩上がりで好調な成績をキープしていた娘だが、第4回で急降下し偏差値を10も下げ、第5回で少し持ち直したものの第一志望の合格率は30%と先行きが怪しい結果に。

「ポン子さんは受験校はどうしますか?」と塾の担任に聞かれたので、1日はJ校、2日はK校(もしくは通学が便利なS校)、3日はO校…と伝えてみる。もちろん1日校はダメ元の選択だ。が、意外にも先生の回答は「第一志望はこのまま行きましょう」。もちろん他に安全校を受けるのが条件だ。先生も正直娘の実力を計りかねているらしい。まあ娘の伸びしろに期待してくれていると思うことにしよう。しかし今まで安全校と思っていた学校がもはや安全ではなくなってしまったため、計画の立て直しが必要だ。

先生と併願校を検討したが、1日と2日は午前と午後のダブル受験をすることになりそうだ。しかも両日とも午前の学校は面接がある。面接終了時間と移動時間を鑑み一日の行動をシュミレーションしてみたが、やれないことはない感じ。ただし娘の疲労は半端ないだろうな💧

第6回合不合判定テスト直後の面談で最終決定することになるが、第一志望は変えないという方針が決まったので、親も覚悟を決めた。本心では1日は安全校を受け、2日を本命にしたほうがよいのでは?といまだにグタグタ考えているが、前向きな(というかあまり深く考えていない)娘の意思を尊重したいと思う。

本番まであと2ヶ月。親もそろそろエンジンかけます。

学校別対策コース

その通知は突然に来た。

いつものように週テストを受け校舎から出てきた娘。「お母さん、コレ」と娘が差し出した手紙を見ると、なんと学校別コースの案内が✨✨先日の合不合の結果が良かったので、以前希望していたコースの入室許可が出たのだった。(どうやら合不合判定テストで希望する学校の50偏差値をクリアするのが条件らしい)

贅沢にも2つの学校のコース名が記されていたが、塾の先生から「どちらにしますか?」と聞かれ、迷わず第一志望のコースを選択。「では明日から早速新校舎に行ってください」と言われ、翌日から本当に別の校舎に通うことになったのだった。(わりとあっけない感じ)

希望した学校別対策コースに通うには電車を利用しなければならない。幸い乗り換えなしで行ける場所にあるのだが、我が家には弟もいるので、21時過ぎる塾の迎えには行けそうにない。日曜だけにするか平日も含めて通うか悩んだが、娘の「え?行くでしょ」の一言で決定。こういうときの娘の決断は本当に頼もしい。

後日、平日に電車で通塾できるか心配していると先生に相談してら、「え?ぽん子さんは◯◯駅でしょ?もっと遠くから通ってる子たくさんいますよ~」と言われてしまった。我が家は親の覚悟がまだ足りてないらしい…。

そして初日の日曜、電車に乗りなれていない娘に電車通学のハウツーを教えながら(動線が少なくて済む車両の場所、階段の位置、改札、出口などなど)新校舎に向かう。これだけでも娘には相当なプレッシャーになっていたであろう。新しい環境と新しい仲間との中で1日過ごした娘。どうだった?と聞くと、社会のテストを行ったようなのだが、隣の子は50点満点中49点なのに対し、自分はほとんど出来なかったと…。

新校舎での初授業終了後は担当講師から今後の勉強の進め方について指導を受ける。併願校を含め志望校の過去問を四谷のHPからダウンロードし印刷してやらせるようにとのこと。でも教科によっては年度の指示も出ていたりするので、勝手には進めてはいけないらしい。うーん、とにかく過去問を印刷するのが母の仕事かな。過去問をやるタイミングは別途指示が出されるようなので、とりあえず母の任務はHPから過去問をゲットだね。

初回授業を受けてから1週間たち、娘に話を聞くと、子供を飽きさせない緩急つけた指導を行っているようで、「けっこう面白いよ」と授業自体は楽しんで受けている様子。周囲のレベルの高さを目の当たりにして自信喪失してないかと心配していたが、そこは大丈夫そう。

初回の週テストの結果は散々だったが(実際の入試問題形式で出題されるので、娘には相当難易度が高かった)、少しずつ入試問題を解くためのテクニックを学んで、4か月後の本番までに間に合えばよいかな~。(希望的観測)