働く野良母と中学受験

四谷大塚に通い2017年と2019年に中学受験を終了した娘と息子と母の記録。その後。

1月校入試での失敗①(2017年入試)

1月10日は栄東中学の入試日。昨年、娘の受験はここからスタートした。

受験生のママ友などいなかったので、情報不足のまま出願し試験に突入したわけだが、この情報収集不足が我が家の失敗だった。

試験当日、我が家は東京駅からJR宇都宮線に乗ったが、通勤時間帯でしかも始発ではないので、乗り込んだ車両は非常に混雑していた。もちろん空席はない。

あれ?私達、もしや東大宮まで立っていくの??

隣のグリーン車に颯爽と乗り込んでいく受験生親子を横目に、自分の犯したミスに初めて気付く。そう、確実に座っていくためにはグリーン車を予約しておくべきだったのだ。

我々親子は幸運にも上野から座ることが出来たのだが、この時間帯の宇都宮線は受験生(恐らくみんな栄東受験)で溢れていたので、下りにも関わらず激混みであった。立っていた受験生はさぞや疲労困憊であったろう。

ちなみに東大宮駅は大挙する受験生を迎え入れるキャパがないため、ホームは大混雑。改札を出るまでに10分くらいかかった。ギリギリの時間に到着を考えていると遅刻する可能性もあるので、受験生は要注意だ。

学校に到着して間もなく娘と別れ、私は待合所である体育館に向かった。ここで2つ目の失敗に気付く。

体育館、30分前に着いても座る席はない。

3000人が一気に受験しに来るわけだから、体育館に保護者全員を許容出来るわけがない。外に出て店を探す?ラーメン屋はあったけど、時間潰せないよね。。。

仕方ないので外と体育館を行ったり来たりしながら一人時間を潰す。(体育館、ストーブあるけど寒いです)

試験が終わり、子供たちとの引き合わせが行われるのだが、これは受験番号順なので、子供の番号が呼ばれるまで親は体育館で待機しなければならない。

うちは出願が遅かったため受験番号は後ろのほう。従って呼ばれるのも最後のほう。結局娘に会えるまで1時間ほど待つ羽目になった。(これ3つ目の失敗)

もし栄東を受験する予定の人がいたら、うちのような失敗をしないよう、参考にしてもらえれば幸いです。

中間テストで現実を見る

中間テストを終えた直後から「期末で頑張るから!!」と勉強アピールをしていた娘。

何となく予想はしていたけど、今日の二者面談で試験結果が返されて納得。平均くらい取れてれば良いなあ、と気楽に構えてたが、この学校で平均を獲得するのがどんなに難しいことか…。

学年の順位は明示されなかったが、教科ごとの偏差値と分布図を渡され、娘の立ち位置を確認。塾で学習している数学と英語は辛うじて平均を超えたが、理科と国語が目も当てられず⤵ 四谷大塚の週テストで何度か取ってきた驚愕の偏差値を久しぶりに見た感じ。

あの頃の苦い思い出が走馬灯のように駆け巡る…。

理科は昔から不得意科目だったが、中学でもまだ壁を乗り越えられないようだ。

本人も勉強不足は自覚しているので、期末に挽回してもらうしかない。けど、部活と塾でフル回転してるのに、その勉強時間をどうやって捻出すればよいのやら。塾をやめるか、それとも部活動を制限するか…。

しかし、重苦しい面談のあと、素敵な出来事が✨

校門の前で突然「ぽんこちゃん(娘)のお母さんですか?」と声をかけられた。ふと振り返ると色白の綺麗な顔立ちの女子生徒が。

「私、ぽんこちゃんと同じ部活の◯◯と言います。よろしくお願いします。」と丁寧に挨拶してくれた。娘はすでに帰宅し親一人で居たので、なぜ私を知ってるのかと驚いたが、首から保護者札をかけていたので、それを見て声をかけてくれたようだ。

なんて礼儀正しいお友達なの✨✨
娘の学業の現実を知って精神的に打ちのめされたが、こんな素敵なお友達がいることが分かって、心のダメージはかなり回復⤴⤴

部活をフルでやりたいと無茶を言ってる娘だが、この一件があって、部活のことを検討してあげてもよいかな~と思い始めた単純な親なのであった。

中学校生活はじまる

入学して早1ヵ月。

最初の小テストで赤点を取って追試、という洗礼を受けた娘だが、それ以降は本人も焦りを感じ、しっかり予習復習をやっているようだ。

受験が終わってもまたテスト勉強に追われる日々。さらに宿題がたんまり出て、塾の宿題も加わって、帰宅後も机に向かわざるを得ない状況になった。

幸い勉強にはついていけてるようで、塾のアンケートに「数学は今のところ簡単だけど、これから難しくなると思うので、気を引き締めてガンバります♪」などと余裕のコメントをしていた。先生からも娘宛にメッセージを書き込んでくれており、意外に一人一人をきちんと見てくれているなあというのがスタートして1ヶ月の鉄緑会の印象である。

そんな感じで塾も習い事もこなし、ハードな生活を送っている娘だが、さらに部活に入部したとの報告が。週3回の活動にフルで参加したいので、塾の曜日を変えてほしいと言い出す始末。曜日変更は問題ないが、部活に入ることにより月~金まで放課後は全て埋まってしまうことに。これ、受験生活よりよっぽどハードじゃないですか?

親は心配しているものの、疲れた様子は微塵も感じさせず、クラスメイトや部活仲間の話を毎日楽しそうにしてくれている。聞くと、クラスメイトは多芸多才な子が多いようで、「◯◯さんはかけっこも早いけど、ドッチボールでも大活躍したんだよ~」とか「□□さんは空手と将棋と百人一首をやってるんだよ~」などと目をキラキラさせて報告してくる。本人的には楽しさのほうが勝って自分の置かれている環境がツライという感覚はないのかも。

今後の中高生活で、多様な友達に影響を受けた娘がどんなふうに成長するのかが楽しみだ。

春期講習に行ってきました

計5日間の講習。あれ?意外と短い??と思ったけど、中身は相当濃かった。

数学のテキストをペラペラっと覗いてみたが、5日目には証明問題をやっていた。証明問題って中2くらいでやったような?中学の勉強の軽く準備をしときたい、なんてノリで受講した人は途中で脱落してしまいそう。

中1で中学校3年間の勉強を終わらせてしまうという鉄緑会。春期講習の内容を見ただけでそのスピードに納得…(;゜∀゜)

「みんな、先生に指されてもすぐに答えられるの(@_@) あとノートをとるのがメチャ早い!!」と、娘も周囲のレベルの高さに驚いているようだ。

そんな今回の春期講習で1つ成果があった。英語嫌いの娘が英語に興味をもってくれたのだ。「英語の授業がすごく面白かったー」と言わしめた先生、さすがです✨✨ 一体どんなまほうを使ったんですか!?

春期講習は男の子の方が多いかなと思ったけど、娘いわく「女の子もいるよー、3~5割くらい」だそう。3割と5割ではだいぶ印象が違う気がするけど、まあ、それなりに女の子もいるということらしい。

中学の入学式前に塾の授業が始まってしまうが、ここで慣らしておけば、中学の授業も暫くは困らないだろう。

それより一番の課題は、学校と塾の両立が出来るか、かな。

塾に通う?

娘の受験がきっかけで教育に目覚めた夫。

11月の塾の面談の際に、娘が宿題や過去問を提出してないことが発覚し(提出してないというか、やってなかった)、「俺が管理する!」と娘のマネージャーになることを宣言したのだった。

その宣言通り、娘を毎朝6時にたたき起こし、受験予定の学校の過去問を1教科ずつやらせていた夫。その採点結果を、合格最低点とともに学校別・年度別にExcelで管理するという徹底ぶり。過去問解き直しノートも整備し、塾の先生への提出の有無も厳しくチェックしていた。

その甲斐あって、娘の成績は1月になって一気に上がり、第一志望のJ校も夢ではない、というところまで到達した。

この父親の管理なくして娘の受験はあり得なかったと言っても過言ではない。

先日合格者ガイダンスでT校を訪れた際、複数の塾が校門前でパンフレットを配布していたのだが、夫があるパンフレットに目を留めた。東大合格者の大半を占めるという、あの鉄緑会だ。

最初は興味半分で、説明会に行ってくるわ~と軽いのノリで出掛けていった夫だったが、その説明会で東大卒の先生たちのトークに感化されたようで、なんと入塾を申し込んできてしまった。

当の娘はノー天気で「東大に行く~」と鉄緑会に入ることに同意しているが、これから待ち受ける厳しい勉強と競争とプレッシャーのことなど全く予想していないだろう。四谷大塚でヒーヒー言っていたのに、そんな大それた塾に行って大丈夫なのだろうか?スタートダッシュで息切れしてドロップアウトしてしまうのでは…。

まあ、もう入塾申込を済ませたということなので、とりあえず走り出してみよう。

最高峰の人達の指導がどんなものかを私も見てみたいし。

安堵の日々と複雑な親心

受験が終わった我が家のその後。


・膨大なプリントを廃棄(息子に活用出来そうなものは保存)
・予習シリーズを段ボールに移動(まだ捨てられない)
・預かっていたマンガを娘に返却
・息子のミニバス遠征引率を再開


・週末に友達を誘って神社めぐり(渋い…)
・半年間我慢していたマンガ新刊を買い漁り
・ピアノを再開
・録りためた大河ドラマを一気に鑑賞


半年間我慢していたことを一気にやり遂げた娘。なんと濃密な2週間…。

親は早起きと塾弁作りがなくなり、少し気が抜けている。受験期間に何日もお休みいただいたので、溜まった仕事を片付けるべく残業を再開。そうそう、そろそろ下剋上受験も見てみようかな。(受験前は内容がリアル過ぎてとても見られなかった)

塾からは「合格体験記」の原稿用紙を渡されているが、なんと5ページもある。3月には祝賀会というのもあるらしい。

しかしなあ。
辛うじて第二志望に合格できたものの、学校別コースに通っていながらその学校は不合格。(今年はコース生の6割が合格したそう)
所属校舎では娘以外のJ校志望者は全員合格したそうだ。

なんというか、筆も重いし気も重い。当の本人はとっくに吹っ切れているのに、親はまだ引きずってる…。

今週末は進学先のガイダンスがあり、そのタイミングで制服も購入予定。(届くのは3月) 靴も鞄もその日に購入するので、これで一気に進学する実感がわきそうだ。

うん、親もテンション上げていこう⤴

神のお告げ?

長く苦しい闘いが終了。
第一志望のJ校は残念💧な結果となったが、無理だと思っていたT校に奇跡的に合格できたたため、そちらの学校にお世話になることに。

1日午後のH校が不合格だったので、作戦では2日午前は偏差値的に適正校であるK校を受けるはずだった。が、娘いわく「神のお告げ」があって、当日の朝出掛ける直前にチャレンジ校であるT校の受験を決心したのだった。

娘がやりたい部活が近場ではT校しかなく、娘がT校を切望していたのは分かっていたのだが、塾の先生からは「厳しい」と言われていて、どこか1つ合格することがT校受験の条件だった。

ただ自宅で過去問を4年分を解かせたうち3年分は合格ラインを上回っていたため、親としても「もしかしたらイケるかも!?」という思いがあった。

…じゃあ、いっちゃう?

「出来る気がする」という娘の閃きを信じ、娘の背中を後押しする形となった。

結果として娘の勘が当たり見事合格を勝ち取ることができた。今にして思えば偏差値だけで判断しなくて本当に良かったと思う。(実際、偏差値的に安全校と思われたH校は玉砕…)
そして過去問を解くことは試験の相性を計るためにとても重要だと痛感。

塾の先生からは「J校に行かせてやりたかったです」と言われたけど(クラスのJ校合格率は6割だったらしい)、娘はもう気持ちを切り替え新しい道に向かって進みはじめている。部活もすでに決めているようだ。

T校は勉強も校則も厳しいらしいので、時間にルーズでサボるの大好きな娘にとっては厳しい学校生活になるだろう。でも3年間の塾通いですでにハードな生活を送ってきたので、きっと乗り越えられると思う。

母もお弁当作りを頑張るよ⤴